Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+
Special Preview with 角野隼斗
映像で何度も見てきた坂本さんの指の動きや息遣い、表情を、今回はすぐ目の前で見ている。生前、お会いすることは叶いませんでしたが、すぐそこにいらっしゃるようでいて、鏡に映った坂本さんを見つめているようでもある。そのことに、不思議な感慨がありました。
自分の好きな角度から演奏を覗き込めるのも新鮮でした。指の動きを追いながら聴いていると、坂本さんの鳴らす和音が、ボイシングが、やっぱり好きなのだと改めて感じます。
演奏する姿は生々しいのに、その周囲には現実の演奏会では見られない光景が広がっている。音楽を聴く空間そのものを変えられるMRの可能性にも刺激を受けました。